2013.06.17
TV「題名の無い音楽会」を毎週観てはいませんが、昨日は20世紀のあらゆる音楽に影響を与えた、ストラヴィンスキー/春の祭典を特集していたので、家事の手を止め釘付けとなりました。春祭(ハルサイ)誕生は1913年、ちょうど100年前です。ロシアのバレエ団からの依頼で作曲されたハルサイは、ロシアの原始時代が背景となり、団長はじめ美術担当の画家・振り付け師などの要望を取り入れた、当時としてはかなりの前衛作品でした。少し前の時代、ロシアバレエはチャイコフスキーの音楽を代表に、多くは美しいメルヘンの世界を表現していましたが、ハルサイは裸足のダンサーが、ドロドロに汚れた衣装をまとい、踊り狂います。初演は観客が驚き、大混乱がおきたと言われています。序奏の出だしは、木管楽器:低音担当のファゴットが、普段必要とされない高音域で奏でます(演奏者は苦しいのでしょうか?赤い顔で吹いています)。そして不協和音・変拍子(例:2拍子,3拍子が入れ混じる)を用いたメロディーなきメロディーが、激しさ力強さを添え、音楽が舞踏(もはやバレエの域を超えている)と舞台芸術を一体化させていきます。パンクよりハジけ、ハードロック,ヘビメタよりヘビー、ジャズより難解なコード。ハルサイが20世紀そして21世紀も変わらず、近代音楽の最高傑作であることを、再認識させてもらいました。超カッコいい~ストラヴィンスキー好き!