2013.06.10
300年以上経った今なお音楽史上重要な作曲家:バッハ,ヘンデルの2人の巨匠はどちらもドイツ人、そして運命的にも1685年生まれの同い年です(スカルラッティも同い年:イタリア出身~スペインなどで活躍した作曲家です)。バッハは後世で「音楽の父」、ヘンデルは「音楽の母」と呼ばれています。なぜ男なのに母なのでしょうか?・・・バッハはドイツ国内で音楽活動をしており、当時は少数の音楽愛好家に支持を得るくらいで、楽団で演奏家やコーラス隊の人数を十数人集めるのに苦労した、と言われています。一方ヘンデルはヨーロッパ各地で華やかな音楽活動を行い、イギリスでは国王に気に入られ、コーラス隊を数百人も自由にできる立場にありました。バッハは既存の音楽を、理論的に分類しながら作曲を行ない、音楽を学問にまとめた第一人者であることが、音楽の父と呼ばれるゆえんであります(ドイツ国内に居ながらフランス,イギリスなどの音楽も勉強し作曲しています)。ヘンデルは対照的に、流行に敏感な人気音楽家であったので、その知名度や支持幅はバッハをはるかに上回っていました。おそらく当時の人が、バッハが音楽の父で、ヘンデルが母なんて聞いたら驚くことでしょう。・・・ヘンデルが「音楽の母」と呼ばれているのは日本だけ~と言われています。おそらく日本では、バッハの「父」に対し、敬意と最上級を表す言葉が「母」以外見つからなかったからでしょう。「音楽の王将」と「玉将」ならどうだろう?…どちらも餃子っぽくてイケてないか。(^_^;)