2013.06.02
(昨日に続く)60年代後半「青い影」のデビュー曲で大ヒットをとばしたプロコル・ハルムは、イギリス人5人組のロックバンドです。青い影の今までにない作風には、ジョン・レノンをも驚愕させました。そしてこの芸術性の源は、音楽の父バッハにあると言われています。宗教音楽のようなオルガンのイントロで始まるこの曲:コード進行は、バッハの「G線上のアリア」とほぼ同じです(調性は違いますが)。またメロディーは、バッハのカンタータ「目覚めよと呼ぶ声あり」(目覚めのコラール)の一部に似ています…これは偶然似てしまったのかも知れませんが、クラシック音楽通のバンドでしたので、引用したことも考えられ、バッハへのオマージュ作品であると言えます。コードは、バロック時代に流行った、一音ずつ下がる順次進行で、20世紀のロック,ポピュラー界に再び影響を与えるものとなりました。なお原題は「A Whiter Shade of Pale」で、訳すと「蒼白、白に近い色調」となり「青い影」とは、日本でのヒットを狙い、上手く意訳したものだと感心しています(shadeは「影」の他に「色合い」の意味がある)。