2013.04.30
指揮者の故,朝比奈隆氏は、電車の運転手・車掌の経験もありました(4/26トピックス「絶対音感」もご覧ください)。京大法学部出身という学歴からは、運転手も指揮者も繋がりませんが、もともと鉄道好きであったことは知られています。さて、有名なクラシック音楽家で、非常に鉄道フリークだった作曲家は誰でしょう?その人はチェコ/プラハのある駅に、暇さえあれば訪れ、いつも行き交う汽車を眺めていました。駅員とも仲良く、時刻表も暗記する程で、ある日同じ汽車の音色に異変を感じ、誰よりも先に故障を知らせたというエピソードもあります。50歳くらいの時、プラハ音楽院教授として迎えられますが、同時期にニューヨークの音楽院院長として招かれることとなります。その人はさんざん迷った末渡米を決めたのは、給料が3倍になることと、何よりアメリカの鉄道を体験する為だったと伝えられています。そしてアメリカでの印象を交響曲第9番「新世界」として発表しました。もうお分かり、答えは:ドヴォルザークです。第9番はじめ弦楽曲などでは、新天地のイメージを、ヨーロッパにはなかったメロディーで表した上、大好きな汽車の音色も細部に取り入れたようです。