2013.04.26
有名な作曲家や演奏家・指揮者は、いかにも絶対音感がありそうですが、実はそれほど割合は多くありません。指揮者の故,朝比奈隆氏が「私は音大出ではありませんし、絶対音感もありません」とおっしゃっていたのを思い出します(元ヴァイオリン奏者でもありましたが、京大を出られ、阪急電鉄の運転手・車掌も経験されたという、異色の経歴をお持ちでした)。クラシックの作曲家では、シューマンやチャイコフスキーが絶対音感を持たなかったと言われ、ベートーヴェン,ワーグナーは微妙なところだそうです。絶対音感は音楽家として持ち合わせている方が良いでしょうが、けっして大音楽家になる為の条件ではないことが分かります。楽器のチューニングは、大抵A(ラ)の音で合わせ、世界標準ピッチはA=440Hz(ヘルツ)です。ただ、オーケストラにより高めに合わせることが多く、ウィーン・フィルはA=445に近いので、アメリカ生まれの有名な指揮者:マゼールは、絶対音感があり「ウィーンでは気持ち悪くて頭がおかしくなりそうだ」と、440近くにピッチを変えようとしましたが猛反発にあい、折角手にしたウィーン国立歌劇場のポストを捨てました。
・・・絶対音感は、時に出世の邪魔をする(~_~;)