2013.04.05
最近テレビでプロのジャズピアニスト小学生を見かけます。ピアノを習ったのは一年間だけで後は独学という天才ぶりで驚きました、よほど耳コピー力が優れているのでしょう。天才少年はさておき、ごく普通の方が「ピアノを習わずに弾いてみたいけれど、初歩の楽譜を買って練習しても、付属のCDとは天地の差の演奏で、がっかりしてしまいます」という声がよく聞かれます。ピアノに限ったことではないでしょうが、なぜ独学が難しいかは「音楽は芸術」だからです。楽譜に書かれていることは、限られた表記法に従い音符に書き表したものであって、実際は例外だらけです。例えば、4分音符はメトロノーム記号が60となっていれば、音符1つを1秒間弾く~というのが基本ですね(1分間に60拍の意味ですから)、しかしながらスラー,スタカート(スタッカート)はご存知と思いますが、他にもレガート,ノンレガート,メゾスタカート,テヌートをはじめ音の長さを変える記号・標語がたくさんありますし、楽典に書いていない音の長さ(例1)ペダル効果を出すために強調したい音を長く延ばす(例2)メロディーの切れ目の音は長めに弾く(ことが多い)また、(例3)作曲された時代に流行った音の長さ・・など挙げればキリがないほど例外だらけなのです。ややもすると1秒を4秒近く延ばすことさえあり、上記の「速度指定のとおり四分音符を1秒間伸ばす」ことの方が珍しいと言っても過言ではないくらい、奥深いものがあります。どうぞ独学で無理なさらず、一曲でも良いですから習われますことをお勧めいたします。