2013.03.17
昨日のソネに続き、寒い駄洒落のようで申し訳ありません。ソネットとはルネッサンス期に流行った、ヨーロッパの詩の定型のことで、普通14行で書かれます:日本の短歌・和歌に通じるものがありますね。ヴィヴァルディの四季いえ、通称四季(昨年12/23のトピックスにヴィヴァルディの四季はなかった、と書きましたので)は、各協奏曲:春・夏・秋・冬がソネットに基づき作曲されています。作者は不明ですが、「春がやってきた、小鳥は喜び…」の春ではソロヴァイオリンが賑やかに奏で、(昔聴き過ぎて、爽やかな春のイメージを感じなくなった私ですが)「照りつける太陽…嵐」の夏は力強く演奏されます。シベリウスの小ピアノ曲「ソネット」は特に元になる詩はないようですが、他の小品:ノベェレッテなどでも感じる北欧の澄んだ青空に、鳥が自由に羽ばたくイメージがあります。全体を通して、3連符が4つの2拍子に乗り、透き通るようなソプラノのメロディーが奏でられます。それほど高音は出てきませんし、特に大きな音も必要でないですが、吹奏楽器を思い浮かべる♭2個の調であることもあり、はっきりしていて尚かつ細い音色を出したいものです。難度は高くありませんが、シベリウスの小品は宝石箱を開けるような楽しみと、輝きのある曲が多いです。