2013.02.14
昨日ピアニストが最も疲れる曲をご紹介しましたが、技術的なこと以外で最も疲れる曲は、サティの「ヴェクサシオン」と言われています。楽譜は1分ほどの曲ですが、これを840回繰り返すように指定されているので、この演奏には18時間くらいかかり、何人かで「駅伝」演奏します。ヴェクサシオンとは「嫌がらせ」と言う意味で、不協和な響きのこの曲を延々と聴かされたら、嫌がらせとしか思えないでしょう。サティは「うぉー、ホンマに弾きよった!」なんて思ったかも知れませんね。・・・しかしながら、これより演奏時間の長い曲も存在します:ショパン/マズルカ作品7-5や68-4は「永遠に繰り返せ」(繰り返し記号とsenza fine=終わりなき)と楽譜に指定されていますから。せめて「飽きるまで繰り返せ」と表示すればよかったのに。ショパンはこのマズルカをよほど気に入ってたのでしょうね、それとも「嫌がらせ」なのか?