2013.02.13
以前、北野武さんがピアニスト/中村紘子さんのリサイタルの感想を「指を鍵盤に叩きつける様は道路工事のようだ」と表現し、中村さんに叱られておりました。確かに道路工事のごとく「ダダダダー」と力いっぱい連打せねばならない曲は沢山ありますが、シューベルト「魔王」のピアノ伴奏はずっとオクターブで三連符のフォルテが続くから、そうとうキツいようで「最もピアニストが疲れる曲」とも言われています。では「最もピアニストが楽そうな曲」は?アメリカの前衛作曲家ジョン・ケージの「4分33秒」だと思われます=楽譜には、第一楽章:休み、第二楽章:休み、第三楽章:休み、とだけ書かれていて、4分33秒の間音を出さずにピアノの前に座っているだけです。これがコンサートホールで演奏?された時、さぞかし観客席は驚いた事でしょう。「これなら弾ける!」って?いえ、この曲だけでしたら誰も聴きに来やしませんから。