2013.01.25
(昨日の)ショパン/即興曲を習っていた頃、前後して スペインの作曲家:グラナドスの「スペイン舞曲」を教えて頂きました。グラナドスは民謡・舞曲を 独自の創作で 洗練されたピアノ曲を多く作っています。この舞曲集で 有名な「アンダルーサ」は 発表会で人気であり ギターでも よく演奏されます。スペイン舞踊と言えば「フラメンコ」…このアンダルーサも フラメンコの踊りとギター伴奏が感じられる趣き深い曲です。フラメンコはアンダルーサ(アンダルシア地方)のロマ(かつてのジプシー)が作ったとされる 民族舞踊で、語源はフラミンゴ?とも言われております。フラメンコの音楽は 陽気なイメージがありますが、悲しみ・苦悩を表現した 暗い物も多いです。これらの感情をエネルギーに変え 前へ前へと押し出し ダンサーが「ピシッ」と 胸をはり ポーズをきめる瞬間は、ピアノ演奏でも ダイナミックにキメたいものです(と 当時の先生もおっしゃっておられました)
躍動と静止、f f (フォルティシモ)から pp (ピアニシモ) への音色創り、極端な速度変化etc. きちんと一曲仕上げるのに 大変苦労した物もあります。12曲の中で 7番「バレンシアーナ」が好きでした…これを弾くと まっ青な空が浮かびますし、羽ばたきたくなるような開放感も得られ 今も大好きな曲です\(^o^)/