2304. 善き速さ
2021.07.07
「だってアレグロって書いてるやん」と言い、仕上がってもいないのに 速弾きをする子ども。レッスンあるある風景で、大人の方でもよく見受けられる。しかし指定のテンポに合わせるのは二の次、いえ三の次 四の次で きちんと弾けるようになってから。これには先ずゆっくり丁寧に 亀のような速さで練習して頂きたい。それでも急ぐ子どもには「でんでん虫の速さでね」と言うと、止まった様に弾いてくれる(苦笑)。そして何度も間違えていた難しい部分が弾けるようになり、完成への楽しさを覚えていく。「善きことはカタツムリの速度で動く」のよ。
ところで、貝を背負っていないナメちゃんは ちょっと気持ち悪い。しかしナメは、カタツムリの貝が退化した生き物らしいね。即ち進化したカタツムリ…猿のシッポが退化した人類の様な物?
写真は カタツムリをじっと見つめる親戚の子ども達。3日前から同じ場所に居るらしい。