2264. 指揮棒は短く
2021.02.09
背丈ほどある長い指揮棒を掲げ、ブラスバンドの先頭を颯爽と切る指揮者はカッコ良く、小学生の頃の憧れだった(幸いにも 背が低かった私は最前列でトランペットを吹かせて頂いた)。
指揮棒は 元々長い「杖」で、地面にトントン打ち鳴らしてテンポを取っていたが、後に魚の骨や木の枝を振る様になり、現在の様な指揮棒に至った。指揮棒の長さは20〜50㎝と様々で、棒を使わない指揮者もいる。
大指揮者/ ゲルギエフは よく「つま楊枝」で指揮をすることで有名だ(世界最短の指揮棒だろう)。大事なのは棒でなくて「目」だと言い、流石に目力は強い(科捜研の榊マリコ君もびっくり)。目を閉じて指揮をした巨匠カラヤンとは正反対だが、実は「カラヤン指揮者コンクール」で世に出られた方。「弘法筆を選ばず」ね、誰でもゲルギエフになれる。幼児教室(ドリーム・キッズ)の子どもは、お弁当のミートボールに突き刺さった楊枝を振り回して叱られる。
写真/ ♪梅は咲いたか〜