2262. 鐘の調性
2021.02.03
(トピックス2261.に続く) 管楽器が得意な私の兄は「自分は♭系は暖色・♯系は寒色を感じる。音楽界の達人も その様に感じる人は多い」と言う。 例えばヘ長調(♭系)はオレンジ・ニ長調(♯系)は青だとか。 ほぇー、私はどちらかと言えば逆だなぁ。 吹奏楽に使用する楽器はB管(B♭)が多いので、♭系は自然で明るい調性と感じるのではないのかな?と、少数派の自分を慰めている( ̄◇ ̄;)
ラフマニノフの「鐘」と、リスト「ラ・カンパネラ(鐘)」は 題名の通り鐘の音をイメージした曲で どちらも♯系短調(調は異なる)。ラフマニノフの重厚な鐘の音は調性通りと思うが、リストの方(高い鐘の音)には 違和感があった: 何故♯なの? 透き通る様な繊細な音は♭であるべき〜と長年思っていたから。勿論 私の勝手な思い込みだが、後に「リストが演奏会で弾いていたカンパネラは元々♭系の調で、後に一般向けに♯系に書き直された」と耳にして、何かホッとさせられた。 写真/ 今どきの節分のお面