2260. 覚えにくい音
2021.01.30
小学校低学年生のレッスンで、覚えにくい音があれば「ドレミ」を書き込むこともあるが、子どもに その音が鳴ると どんな色を思い浮かべるか? 尋ねて、その色のマーカーでアンダーラインを引いてもらう時がある。和音の場合も「ドミソはピンク、ドファラはグリーンにしょう〜っと!」と喜んで線を引き、練習に励んでくれて完成も早い(ただし興味を示さない子どもには無理申しません)。
スクリャービン(ロシアのピアニストで作曲家)をはじめ 音を聴くと色を感じる色共感覚を持つ音楽家は多い。 私にはその様に細かい感覚は持ち合わせないが、大まかにシャープ系の曲は木や土、フラット系は空や水を感じることが多い。そこで、覚えにくいダブルシャープの音は「濃い茶色」ダブルフラットを「濃い青」とイメージすると、いつしか暗譜が楽になった。
街路樹の写真/ ナンキンハゼ 春は新緑 秋は紅葉、冬はすずなりの白い実を楽しませてくれる