189. 50年後のソナタは♪
2012.11.23
ビートルズの マジカルミステリーツアー が「永遠に10年早い映画」は何となく分かるけれど、ベートーヴェンの「50年早いピアノソナタ」ハンマークラヴィーアのその後は?と お考えの方に 簡単に ご説明させていただきます。
ピアノという楽器の前身は 打弦方式 (音の出し方は現在の物と基本は同じく、弦を叩いて音を出す仕組み) の「クラヴィコード」と 撥弦方式 (弦をはじいて音を出す仕組み) の「チェンバロ」でした。クラヴィコードの方が先に 出来ていたものの 音が かなり小さかった為、バッハの時代は 主にチェンバロが使われていました。モーツァルトは (はじめのうちチェンバロを好んでいましたが) 2つの鍵盤楽器の長所を追求・改良していくクラヴィコードを使い始めます・・そして「ハンマークラヴィーア」へと進化し、音の強弱を出せる事から「フォルテピアノ」とも呼ばれます。後には 省略され 現在のように「ピアノ」となりました (ピアノ = 弱い と言う意味の楽器です☆)
ただ、ベートーヴェンの時代は 鍵盤数も 今より少なく、音の強弱幅が (ベートーヴェンにとって) もの足りなかったのでしょう(晩年は難聴と闘いましたね) しかし ベートーヴェンが語る 50年先を 待つまでもなく ピアノは さらに進化を遂げ「ショパン」「リスト」のような偉大なピアニスト兼 作曲家も 次々と現れることとなりました。もちろん 彼等はベートーヴェンを尊敬し「ピアノソナタ ハンマークラヴィーア」を 作曲家の意を汲む 演奏が出来たと 言われています。