2200. ドイツ民謡/ちょうちょ
2020.11.14
童謡「ちょうちょ」の原曲は、日本の可愛らしい歌詞とは全く違うと聞いていた。調べてみると、ドイツ民謡の「ハンス クライン」とのこと(ハンスは男子名、クラインはファッションブランドのカルバン・クラインと同じKLINE だが、ドイツ読みはアイネ・クライネ・ナハト・ムジークのクライネで「小さな」の意味)。 その内容はとてもユニークで: ハンスは幼い頃 失踪し、冒険の旅に出て異国の地で長年暮らしていた。母親は泣いて暮らす(壮絶な半生だなぁ)。ある時ふと帰郷するのだが、誰も自分の事を知らなくて浦島太郎状態だった。しかし母親だけはハンスのことが分かり叫んだ…というもの。 ハンスも「母ちゃーん」と叫んだのだろうか?(それは税務調査官・窓際太郎)。 ただし日本の「ちょうちょ」はスペイン民謡とされてきた。おそらく広くヨーロッパで知られるドイツ民謡が、スペイン経由で伝わったのだろう。 写真/ 黒い蝶々を追いかける小さな手