2196. ピアノ伴奏
2020.11.10
ピアノ伴奏者は、気楽にやっているように見えて それはそれは難しい仕事をされていらっしゃる。ミスは許されず、声楽家や演奏家の息に合わせるだけでなく、指揮者の立場にもならなくてはならない(私は気楽にボランティアでピアノ伴奏しているので、間違えても笑って済ます)。 以前 伴奏ピアニストを副業とする 知り合いのピアノ教師から「練習時間が取れないから、生徒何人かみてー」と頼まれたことがあったが、私も手一杯だったので 気の毒だったがお断りした。練習時間をしっかり取ることは どんな演奏家でも当たり前かも知れないが、子育て中でもある彼女は泣きたくなるくらい大変だったようで。
例えばシューベルトの歌曲「冬の旅」は よくバスやバリトンで歌われるのだけれど、オリジナルは高声だった。一つの調性だけではなく幾つかの調性×連作歌曲で24曲続くので、伴奏者は大変。デジタルピアノならボタン一つで移調できるが…遊びで楽しむだけならね。 写真/ 日差しが嬉しい秋日 ホッと一息