2065. 身近な作曲家
2020.06.30
今月亡くなられた服部克久さんを偲んで。 服部良一さんの偉業に負けず劣らずの才能で 昭和~平成の音楽界を牽引し続けてくださった。偉大ではあるが、料理界の土井勝さんと 土井善晴さん親子のように、身近な「おじさん」でもあった。 テレビ番組の「新世界紀行」を観たことはないが、テーマ曲でありヒットした「自由の大地」は 私が最も好きな作品で よく弾いた (写真はピアノアレンジ譜)。 三拍子の物思いにふけるような静かな序奏から「大地はどこまでも広がる」力強く壮大な景色へと変わる。そして後半は二拍子系・同主調で一変、明るく舟歌のような揺れるメロディーは「大河を流されてみたい」気分にさせてくれる。 「素敵な音楽をありがとうございました」 空の上から、いつもの笑顔で 大地を見守ってくれているだろうか