1857. こち
2019.03.02
「♪どーこーかーでー はーるーが 生まれてる」木々は芽吹きふくらんで、春は直ぐそこまで近付いている。「2月は逃げるねんでー」と 何人かのレッスン生が教えてくれたように(…承知しているが)、あっという間に3月がやって来た(正月からこっちはとても早かった)。唱歌「どこかで春が」は、「♪山の三月そよ風吹いて」と 歌われるが、元々「そよ風」ではなく「東風」だった:「とうふう」でも「ひがしかぜ 」でもなく「こち」と読む。私は「そよ風」と習った 若い(?)世代なので よく分からないが、古語は難しいから~ と 分かりやすく、また メロディーの動きに合うように考えられたのだと思う。しかし 冬の北風から風向きが変わるこの季節の歌の「♪東風吹いて」という素敵な歌詞を変える必要が あるだろうか? 写真: 東風に乗り ほんのり香る梅