1658. 忘れられる名曲
2017.06.28
一昔前までピアノの発表会の定番だった「乙女の祈り」は 近頃とんと弾かれなくなった。以前 「エリーゼのために」と同じくらい人気だったのに。今世紀に入ってからはピアノの小品集に載っていない(ことが多い)。確かにエリーゼとは作曲技術の差を感じる 一本調子の曲だが、長年親しんできただけに淋しい気がする。レッスン生の60代後半のご婦人は「いつか乙女の祈りが弾けたら」と祈っておられるのに…(もう直ぐですよ)。作曲者/バダジェフスカは、乙女の後に結婚し 続編として「叶えられた願い」を作っていて、こちらは 暗い序奏あり・乙女の祈りをイメージする明るいメロディーあり・叶えられた感のテーマありで、ショパンにも匹敵する作品だと思う(少し言い過ぎた)。こちらの曲が有名になっていたら、まだまだ後世に伝えられるだろうに(と残念に思う)。