1546. ピアニシモの出し方
2016.12.15
「これくらい?」と言いながら フォルティシモの音を出す子供に、本当はまだまだ強く弾いてほしいが 体格を考慮して 精一杯鳴らせていれば良いことにしている(無理して手を痛めるといけないから)。反対のピアニシモは楽そうだが、重さが足らず音が鳴らない事がある。ウナコルダの指示があれば必ずシフトペダル(ソフトペダル:弱音ペダル)を使用し、場合により指示がなくとも踏む。特に曲の冒頭からピアニシモの場合、例えばドビュッシーの「月の光」では はじめから踏んでおいて、弱いながらも しっかりした力加減で弾き始める。しかし冒頭からピアニシモでウナコルダが好ましくない曲の場合は 本当に難しい。私はベートーヴェンソナタ/ワルトシュタイン第1楽章最初の1~2音でよく失敗する。pp(ピアニシモ)でAllegro(アレグロ:速く)、そして直ぐクレッシェンドしてフォルテ~デクレッシェンドでp(ピアノ)の PPAP(なんちゃって)では、踏んだとしても離すタイミングが困難だ。(ベートーヴェンの時代のピアノは進化途中で シフトペダルの付いた物も有る。ウナコルダ表記の曲もあり ピアニシモで踏んではいけない訳ではないが、適切に使いたい)。…ということで 簡単そうに思える「とても弱く」の音の出し方は、技術が要るというお話。