1451. モーツァルトの苦労
2016.09.05
モーツァルトのピアノ曲を弾くと、作曲時の苦労が ちらほら伺える。もっとも天才は苦労などした覚えはないのかも知れないが、楽器の音域問題で 少なからず「いい曲が浮かんだ~あかん、音が足れへん」なんて。(これは浪花のモーツァルト ー ー;) モーツァルトの時代のチェンバロやクラビコードは音域が狭く、高音が現代のピアノより遥かに低い音までしか無かったから(低音も同様)。例えば、曲の進行上 音域外の高音「ソ」が予想される部分を、天才は その前から用意周到に「ファ」を使っておいて 高音の「ファ」へ自然に導き、ソを使うより素晴らしいメロディーになる様に仕組んでいたりする(ト長調でソは主音・ファは音階固有音外)。モーツァルトの天才性は 音域の狭い鍵盤楽器で音使いを工夫する事により、さらに磨きがかかったのだろうね。「給料前で千円しかないのに、こーんなご馳走作っちゃった~」感。