2020.10.19
バスティンコンクール富山予選が行われてから1週間が経ちました。私はスタッフとして運営に携わっていました。
先週のレッスンでは参加した生徒さんたちと振り返ってみました。
2人の男子君が嬉しいことを言ってくれました。
小3A君
コンクールだと思うと、いっぱい練習した。またこんなのあるといいな。がんばれると思う。
小6B君
失敗してわからなくなったけれど、戻ってこれて最後はちゃんと弾けてよかった。
私はこのバスティンコンクールは発表会を経験した生徒さんみんなに勧めます。コンクールを受ける事によって大きな成長が見えるからです。
コンクールの話をすると、保護者の方は、コンクールってごく一部のエリートがでるもの、関係のない世界なのに、なぜ先生は勧めるの?と思われるでしょう。
コンクールと言っても昨今は趣旨がいろいろです。その趣旨が合うものを生徒さんにお知らせします。要は使い方なのですよね。
確かにコンクールは優劣がつく勝負の世界です。同年齢の他者との勝負のために出ると決めてしまったら結果にだけ一喜一憂するという状態になるでしょう。
でもね、何を得たいか?成長ですよね。
発表会以上に深く掘り下げた練習をすることによってもたらされる上達。
また、緊張すること、失敗することも大きな経験。コンクールでしか得られないものがたくさんあります。
子どもの心の成長は、指導者の私や保護者様の考え方、持って行き方でよくも悪くもなると思っています。
これからもうまくコンクールを用いて、ピアノの上達かつ自己肯定感を上げるレッスンを続けていきたいと思います。