2022.08.25
小さなお子様は自分の気持ちに率直です。
表情や行動で、興味を持っている事、好きな事、嫌いな事が分かります。
音に対しても敏感です。
教室のピアノに興味を持たれ、鍵盤を全て押してみたくなります。
ピアノの内部にも興味津々。
どうやって音が出るのか、鍵盤を押しながら中を覗きます。
音の大きさにも驚かれます。
タッチ次第で小さな音から、とても大きな音まで鳴ることに驚かれます。
また、私が両手で弾く事で、曲がピアノから音が流れる事に感動してくれます。小さな子供さんほど、その感動、喜びを私に伝えてくれます。
教室はグランドピアノですので、楽器の持つ表現力は壮大ですが、同じピアノのアップライトピアノは、弦が縦方向に配置されておりコンパクトになっています。
ピアノ自体の縦の高さが高い程、豊かな音が出ます。
ピアノのお稽古を始められるのは、ご本人が習ってみたいとか、保護者様が習わせてみたいと思われる事が多いのですが、習われるのはやはり保護者様のご理解があっての事だと思います。
音楽やピアノを好きになって頂くのは、楽器の影響が大きいと思います。
練習していて飽きないのは、本物のピアノだと思います。
キーボードにはキーボードの用途が有りますが、鍵盤楽器の奏法の基本はピアノです。
また、キーボードよりはピアノのタッチに近いと言われる電子ピアノでも、ピアノが毛筆のお稽古ならば、電子ピアノはマジックペンで練習するのと同じ位の差があるそうです。
折角習われるのですから、お家でもピアノでお稽古されると教室でのレッスンとの違和感が無いでしょう。
いつまで続くか分からないからとか、楽譜の読み方が分かればいいというお考えの方もいらっしゃいますが、習われるお子様にとっては表現力のある楽器でお稽古した方が飽きずに楽しめると思います。
情操教育の面から考えますと、ピアノでもってお子様の豊かな音楽経験をギフトとしてお送りになられたらと思います。