2020.11.14
皆さんは初めてのピアノ教本を保管されていますか。
私は仕事柄、自分の子供が使った教本を大事に保管しています。
3歳から始め、教本やワークブックには子供たちの軌跡が残っています。
年齢を重ねて行く成長の記録でもあります。
最初は音符に親しむ為の前段階、丸を書く練習もします。
最初はでこぼこの丸を書いていますが、次第に鉛筆やクレヨンの扱いに慣れて来て、段々と整った丸が描けるようになります。
手、指などが、繊細な動きが出来る様になるのです。
これもピアノ演奏に繋がって行きます。
ピアノ教本の音符を読んで弾き、音楽の世界に入って行きます。
生まれて初めてのピアノ教本で、音楽の大海原にまさに漕ぎ出して行くのです。
幼い子供達はピアノ教本だけで無く、本そのものにも興味が湧いてくる事でしょう。
一つ一つ音を覚えて行く事を喜び、次はどんな曲か楽しみにされる子供さんを側から見させていただくこの仕事ができて、私は幸せと思います。
生徒さんに感謝しています。