2020.01.17
広島での演奏会は元より、関東圏の演奏会にしばしば行きました。その中で思い出深い所を挙げてみますと、一番はサントリーホール(東京都港区赤坂六本木)です。会場前のカラヤン(あの大指揮者の名前を取って)広場のアーティスティクな事!外国のパッサージュの様な素敵なお店がずらり、モニュメントも置かれています。開場される前はホールのスタッフが並び、私達をお出迎え。と、その時、目の前の少し上の辺で、横に長い扉が開き、からくり人形もお出迎え。沢山の人形達が踊りながら音楽を奏でます。待っていた人達は皆、嬉しくなってニッコリ。音楽が終わると会場に入っていくのですが、私は関節症なので、娘が車椅子を押してくれます。すると直ぐにホールのコンシェルジュがエスコート。(その時はタキシード姿の若くてイケメンな方で、ドキドキ) 特別なルートで階上に上がり、客席に着く前に、「化粧室に行かれますか?その時は女性のコンシェルジュに交代致しますので。」と仰られ、行き届いたマナーに感激しました。又、「ご休憩の時、ロビーや、お化粧室に行かれます時は仰って下さい。」と、演奏会の間、私だけをお世話して下さり、とても安心した気持ちで演奏を楽しめました。「世界一の響き」を目指して作られたこの会場、音響が素晴らしく、ステージから前はもちろんの事、横の左右、そして後ろにも曲席が有って、どこの角度からでも演奏者を観る事ができる作りになっています。パイプオルガンはステージ後に設置されていて、オルガン奏者の演奏がよく見えるような造りになっています。その時は外国からのピアニストのリサイタル。演奏会後のサイン会にも参加して一緒に写真を撮らせて頂きました。他にはオーケストラの演奏会が2回、その内1回はオーケストラの後ろの客席で、小林健一郎指揮を対面で見て、奏者に出す指示や表情がよく分かり、とても楽しい演奏会でした。この様に、音響が素晴らしく、曲席は前でも横でも後ろでも、お好きな場所を選ぶことができ、障害者の方にコンシェルジュがお世話して下さる特別な演奏会場と言えます。近い内にまた行きたい、お気に入りのホールです。