2020.01.16
先日のレッスン。生徒さんが弾かれた音色に今も癒されています。私の琴線に触れたのでしょう。温かく優しい言葉をかけられた様な感じです。生徒さんはどんな気持ちで弾いたのかな?
皆さんもご存知の通り、ベートーヴェンの曲です。おじさんくらいの年齢のベートーヴェンが二十歳にもなっていない初々しい乙女に捧げた曲らしいです。彼女の名前はエリーゼではなく、テレーゼ。楽譜に書かれた筆跡が汚れていたのか消えていたかで、今日ではエリーゼと読みました。ベートーヴェンは恋を沢山したと言われ、曲も多く献呈しています。彼に曲を捧げられるなんて、どんなに幸せでしょう。見かけはさえなくても、中身は純粋で、美しい物に憧れる人。当時、音楽は貴族や上流社会の人達が顧客で、ベートーヴェンは、そういった女性と接していたのです。恋をしても彼女らは、彼女らの階級の男性と結婚していったのでした。耳に障害を持ったり、数数の苦難に出会っていきましたが、その不屈の魂で、前を向いて歩いたベートーヴェン。今、私たちは、その素晴らしい音楽と、彼の頑張りに励まされています。ちなみに、私の朝のアラーム音楽は交響曲第6番 田園 第1楽章。(どうでもいい事でごめんなさい。)