2014.10.14
○0年ぶりにヴァイオリンを弾きたくなってこられた方。
『肩や首が痛くて弾けないかもしれない』と言われたので、
『無理のない程度にしましょう』と始めました。
思った通り、とても頑張って、
一生懸命に練習されていた様子が伝わってきます。
ピアノでは演奏会をされている方なので、
ピアノを弾く形から、ヴァイオリンにつなげてみました。
そしてピアノとの違いを考えつつ、
音の取り方、
弓の動かし方などを
練習していただきました。
段々に柔らかな音が出てきて、
のびやかな響きが出てきました。
固さも取れ、笑顔も見えてきます。
練習の様子からは痛みが出ているようでもなかったし、
本人も何も言われません。
中断することなく60分のレッスンを終えました。
今朝、お礼のメールが届きました。
帰ってから、痛みやこわばりが楽になっていたとのこと。
そして、ヴァイオリンを弾いてからピアノに向かうと
モーツァルトが、モーツァルトらしくクリアーな音になったり、
ゆっくりと深く眠れたり、
今までの緊張感が取れてきたなど、
良い変化があったというお知らせでした。
私が初めてアレクサンダーテクニークに出会った時と
同じような変化が訪れたようです。
必要なだけの力を、必要な所に使う。
上手くいかない時には、がむしゃらに頑張り続けるのではなく、
原因を考えたり、何が必要かを考えてから次に進む。
大切なことです。
お役に立てて、嬉しいです。