2014.03.08
親族に音楽家はいないし、周りに音楽をしている人も見なかった。
でも、幼稚園では先生が欠席の子の代わりに私を呼びに来た。
そのくらい、音楽やお遊戯は大好きで他のクラスの分まで覚えていたようです。
そんな私は、小学6年の時、
近くの小学校で行われていた音楽同好会に、誘われなくて、
仲の良いはずの友達が入っていた。ヴァイオリンも始めていた。
誘われなかったショック。
悔しくって、悲しくって、どうにもならなかった。
直ぐに、同好会に入会し、ヴァイオリンも習わせてもらった。
土曜日の午後みんなで集まってワイワイ・ガヤガヤ。
ちょうど1年前に始まったヴァイオリン教室。
それぞれの進度にばらつきが出てきていました。
追いかけるのには最高の状態。
一人ずつ、目の前の人に追い付き追い越すことに、闘志を燃やしていました。
ちょっと不純な動機だったけど、毎日練習することが楽しくて仕方がない。
誰かに追い付くたびに喜びが増していった。
気がついた時には、私が後輩を教える立場になっていた。
そして、何故か音楽教室を始めることになった。
始めた時から、現在まで 『練習しなさい!』 と言われたことが1度もない!
常に自分のやりたい気持ちや、必要だと思って学んできた。
もちろん常にバラ色だった訳でもない。
悔しいこと、悲しいこと、辛いこと、いっぱいあったけど、
いつも音楽をやりたい気持ちが支えてくれた。
そんな私の教え方は、ユニークなのでしょう。
『そんなやり方では・・・・』 『そんなことしていたら・・・・』
ずいぶん叩かれました。落ち込む事もシバシバありました。
でも、私の生徒さんは、みんな音楽が大好き、
指導していたPTAコーラスの部員さんとは、20年後の今もお付き合いが続いている。
寝たきりになるかもと言われた時にも、みなさん私を待っていてくださいました。
だから、今も音楽を続けていられる私が居る。
なんと幸せな、音楽人生。
多くの方に広げていきたい、こんな音楽の喜びを!