2014.02.09
レッスンを始められた最初のころは、
当然、丁寧に、一つずつ教えます。
いわば、脳みそに貯金をしていくように、
いろんなことを貯めていきます。
レッスンを続けていくうちに、
『何かわからないことがありますか?』
『何か困ることがありますか?』
と言う質問をするようになります。
そして、『わからないことは、いつでも聞いてね』とも添えます。
ここからは自立への練習です。
まず、自分が困っていることを、はっきりさせる必要があります。
自分をしっかり観察しないと、見つけられません。
そして、今までの経験から
同じような問題を見つけ、その時にどうしたかを見つけます。
前に習ったことを、パラパラと頁をめくってみましょう。
テキストへの書き込みや、レッスンノートの記録が役に立ちます。
音楽辞典などで調べてみます。
自分で調べる方が記憶に残りやすいです。
もちろん、先生に聞いてくれるのも大歓迎です。
そのための先生ですから……ね。
問題が見つかれば、ほとんど解決できています。
うまく言えなくても、とりあえず口に出してみるだけで、解決することもあります。
どう言えば、相手に自分の気持ちを伝えられるか?
どんな風に工夫をすればよいか?
考えて、一人でできなければ誰かに助けてもらう。
とっても大事なことです。
これから先、いろんなところで役に立つことですね。
ピアノやヴァイオリンの練習を通じて、こんな力もつけてほしいな。
と、思いつつレッスンをしています。
上手く言えなくても大丈夫、
まず、声を出してみましょう。
あなたの質問を、先生は待っていますよ。