2013.12.27
12月に入ってから、結構しっかり片づけています。
本当に要るものかな?
これからも使うかな?
どうしておけば使いやすいかな?
もう使うことは無いだろう物たちに『ありがとう』と言ってゴミ袋に!
いつもより、少し時間をかけて丁寧に整理しています。
スチールの引き出しも中身を全部出して、引き出しを一つずつ磨きました。
思っていたよりも、汚れがこびりついていました。
擦っている間に、いろんなことが思い出されます。
2度と思い出したくなかった恐怖の出来事も、
不思議なくらい落ち着いて、一つの過ぎ去った事として浮かびました。
そんな中でも一緒に歌った小学校PTAコーラスの仲間たちが、救いだった。
今も、親交は続いています。
そして、頸椎脊髄損傷で『うまくいっても車椅子』と言われたどん底の時、
何とか抜け出せないのだろうか?
痛みを何とか出来ないのだろうか? と調べに調べた山のような資料。
もう必要ないくらい医者の予想を覆し元気で生活に、仕事を続けています。
これらにも感謝しつつ、捨てることにしました。
絶望的な言葉を平気で投げつける医者の言葉に、泣く事しかできなかった日。
直径1m位の天井しか見えない時に、忍び寄る足音の恐怖。
そんな中に、『あなたにはこれが良いのじゃない?』と言って
キーボードを持ってきてくださった看護師さん。
鍵盤を押し下げることもできない私を、見放すこともなく、
『先生』と言って、来て下さった生徒さんたち。
ヴァイオリンを持つことがようやくだったのに、
受け入れてくださったオーケストラの皆さん。
押しつぶされそうな日々の中にも、一緒に音楽を楽しんでくださった方があり、
手を差し伸べてくださった方々、たくさんの方のお蔭で今の私が居る。
音楽によって救われて、幼いころの夢だった『音楽の先生』になっている私。
いろんな経験が、きっと今の『私の音楽』を豊かにしてくれているんだろうな。
≪これからも音楽の喜びを伝えていきたい≫と言う気持ちを新たにしました。
これからも、よろしくお願いいたします。