2013.11.27
私たちレスナーは、何をどう教えればよいのかな?
習いに来る方がよく言われるのは、
『プロを目指しているのでは無いので……』という前置きです。
私も、そう思っています。でも、音楽は深めたい。
これはどんな気持ちなんだろう?
多くは、毎日何時間もピアノ(ヴァイオリン)の練習するような辛いことはできません。
楽器だけに時間はかけられません。
でも、ちゃんと練習できないので先生に迷惑をかけるから申し訳ない。
という意味が込められているように思います。
でも皆さん、『上手になりたい』『気持ちよく弾きたい』という向上心は持っておられます。
では、私たちに何ができるのだろう?
過去の有名な作曲家は、名前を挙げるだけでも大変なくらいいます。
その曲の数は膨大な量で、プロの演奏家でも一生かかっても弾ききれないくらいあります。
今も多くのアーティストたちが、新しい曲を生み出し続けています。
どうしたって全部を弾ききれないのなら、好きな曲を選べばよいのではないですか?
基礎力はとっても大事です。
でも、基礎力ばかりに力を入れて、好きな曲を弾けなければ悲しいですね。
それは、どんな曲を弾いてもできる事だと思います。
まずは、好きな曲を弾く中で、必要なことを身につけていけばよい。
そして、『こんなことが出来るともっと好くなりますよ』
『こんなことが出来ると世界が広がりますよ』
『今の曲がお好きなら、こんな曲はどうですか?』
『今までの音楽以外の経験も、こんな風に使えますよ』
『歌ったり、指1本で弾いたりでも音楽は楽しめますよ』
こんな提案をしつつ、音楽の世界を広げたり、深めたり、楽しんだりできたらいいな~!
どういえば、こんな気持ちが通じるのかな?
と考え、試しながら、今日の生徒さんの笑顔を楽しみにしています。