2023.07.31
毎年春・夏・冬に開講しているソルフェージュクラス。4クラスのレベル別に、新曲視唱と聴音を行います。
まず初日は、今年の春に受講開始したばかりのプレクラスの生徒さんたち。
新曲視唱は、普段取り組んでいる当教室オリジナルのドレミファソの歌(ド〜ソの構成音の曲)を基にした応用編。いつもは順次進行のレベルを歌っているので、3度の跳躍進行に取り組んでみました。しっかり歌える子もいますが、少々不安定になる子は音程が怪しくなった瞬間に「おかしいかな…」と気づくので、この気づくこと自体が偉いねと声をかけながら行いました。気づくことから始まり「もう少し上〜」と正しい音を取らせたり、求める音との二音間の音程練習を繰り返します。
これまでに何人も音程の不安定なお子さんは見てきましたが、全員良くなるので大丈夫! 過去に、ある一音から全く上下しないお子さんがいて流石に無理かな…と思ったことがありましたが、根気よく頑張るうちにだんだん音域が広がるようになって😊確か数年かかった記憶ですが平均的に歌える様になりました。この経験から、絶対大丈夫という自信があるのです。
プレクラスの子たちは数ヶ月単位で安定していくと思うので、ゆくゆくは8小節位の新曲を歌える様に目指していきます。
聴音は、メトロノームカウントを正確に刻みながら記譜する訳ですが、これって神業ですよね✨本当に難しいことをしています。視唱でも拍子のカウントはしているので、みんな頑張りました。理解しているけど記譜が曖昧になるのが付点の位置と四分休符。これは復習の良い機会になっています。グループでワイワイと楽しく行いました😀
1〜4拍までの音符と休符が取れる様になったら、一つ上のクラスに進級です。
その後、調号が増えていき細かい音符やタイに取り組み、高学年になると短調や複雑なリズムとシンコペーションまで取れる様になります。
ソルフェージュを学ぶことはピアノの演奏に活かされることが沢山あります。繰り返し学び、得たものを定着させ積み重ねていきましょう。