2016.04.29
4月12日(火)川口リリア催し広場でピアニスト後藤育慧先生による講座が開催されました。
⑴、心の仕組みとコミュニケーション
前提「人は全ての能力を持って生まれてきている」=言葉かけによってあらゆる可能性を引き出すことが出来る
*禁止・命令の言葉かけ=子供の安全を守るため、危険を知らせる、ルールを教える
*自我に目覚める頃になっても禁止・命令を繰り返していると反抗し、バカにしたり、指示待ちを決め込む。
・人は経験に基づいて結論を引き出している。前提「人は感情を自分で選択している。」
=感情は理性によってコントロールできる。
・五感・・・視覚・聴覚・体感覚(触覚・味覚・臭覚」・コミュニケーションの方法
①相手の使う言葉を返す:バックトラッキング例:いくつ・3歳・3歳なんだ言葉を返す。
②鏡に映したように位置付ける:ミラーリング
目線を合わせる、同じようにしてみる。
③ペース&リード
⑵ピアノのレッスンをどうとらえるか?
ピアノを弾いていてわからなかったとはどういうこと?
聴覚的な子供:たくさんの形容詞が必要、たくさんのイメージ持つ
視覚・・体感覚:言葉が少ない、こんな感じ、「どうですか」と声をかけて返ってきた言葉を大切する。
⑶潜在意識に働きかける言葉かけ
欲しい結果に導くためには言葉の意味を理解し、言葉を選んで使うこのことが生徒の意欲を引き出すことが可能になる。
言葉には、「過去」「現在」「未来」に意識に向ける力がある。
・目的意識を明確にする。
・イメージを明確にする。
・ここが上手(主観的言葉)・自分の言葉」でもめる(客観的言葉)
・ルールを伝える・・・自分を守るために
・積極的な動機づけ・・・もし、できたなら・・・
・長期的効果・・・次の目的達成のよりよい手段これらが、自分のプロセスをもって成長していくルールとなる。
指導者はいろいろな経験からたくさんの言葉の引き出しを持っていますから、生徒一人一人の個性や性格に合わせた言葉かけをあし円滑なピアノレッスンができたらよいと思いました。