2013.04.23
4月23日さいたま市民会館大宮でカワイ音研会シリーズ~子どもを知る、子どもに学ぶ~リンゴの木代表柴田愛子先生んの勉強会が開かれた。柴田先生は、保育の傍ら29年間『子どもの心により添う』を基本姿勢として子ども達が生み出すさまざまなドラマをおとなに伝えることで、子どもとおとなの気持ちの好い関係づくりをしたいと願っている。たくさんの著書の中で『けんかのきもち』は第7回日本絵本大賞を受賞しました。
2~5才のわずか4年間は人生最大の成長期だと言うこと。2・3才は言葉より感性が先になり感性に直結する言葉。この頃の子どもの言葉は詩人である。また、イメージしたものに自由になれる。体験していることがごっこあそびになる。
4歳児は簡単なルールのあるゲームが出来るようになります。ジャンケン・鬼ごっこなど。
そして気持ちを言葉で表現できるようになる。言葉を媒体に話しでイメージを共有出来る。
でも、イメージと現実との両方の世界がある魅力的な時期である。一番になることにも燃える年でもある。
5歳児は、共通のルールであそびが共有出来る。集団あそびを楽しめる。競争心を燃やしたり興味のある事に対しての追求心・探求心は素晴らしい。そして、言葉も大人と同じような会話が確立する。言葉の思考・理解・コミュニケーションが出来る。しかし時間的概念が未発達のため『はやく』・『もうすぐ』などは理解が出来ない。
子どもが成長する中で、だんだん感性がそぎ落とされて言葉が優先され感じたことが知識として積まれていくことになる。
教えると言うことは、まず、出会った子どもを知る努力をする。心に添ってみること。表情をよく見て、こどもが感じているだろう事を言葉かけすることからはじめる事が良いでしょう。
楽しそうだったら『たのしいね』、困った表情をしていたら『こまったね』堅くなったら『どきどきしちゃうね』共感することで子どもとの関係を築き、子どもに信頼されていく。教えるテクニックにもつながっていく言うことでした。4・5月は新しい小さな子ども達が音楽の扉を開きます。年齢によって言葉やあそびの成長の仕方を知っていれば子どもとよりよい関係が築けていけると思いました。