2013カワイこどもコンクールソロの部 選択曲研究
2012.10.09
本日さいたま市民会館大宮で午前中を使いピアニストで今回の審査員を務めていただく鵜塚一子さんにコンクール選択曲の研究講座を受けてきました。テーマは子どもコンクールソロの部曲目は北爪やよひ作曲『あしおとがきこえる』から数曲です。リズムの甘さへの克服、同じパターの演奏の仕方、ペダルの使い方など1曲1曲をていねいに模範演奏と曲目の解釈・分析です。いくつかポイントをお話をすると、小さな曲・簡単な曲をしっかりと音楽分析をする習慣を日頃身につけること。このことが曲が難しくなっても一人で弾けるようになる。そして、生徒には楽しみながらポイント練習をすること。そして、ディミネンド・クレッシェンドを大切にあつかい演奏をすること。テクニックとしては、鍵盤の下まで弾いて力を抜くコツ、休符の持つ緊張感。補助ペダルは音がするので、出来るだけ椅子に浅く座りペダルを踏むか、ペダルに頼らずに指でレガートをかけるようにすることが大切である。また、最終的に子どもが曲にはまったときには想像が出来ないほど感受性豊かな曲が仕上がる。ということでした。最後のまとめとして、コンクールは先生と生徒が信頼感をもって時間をかけて1曲を仕上げていってください。そして、曲の解釈は生徒さんと相談をしながら、いろいろな解釈があって良いと思います。ステージでたくさんの曲が生まれていくことを楽しみにしていますとのことでした。
コンクールは普段のレッスンよりずっとエネルギッシュに指導をして行かなければ、目標には到達できません。小さな・簡単な曲を日頃からイメージを持ってどんな音色でどんな風に表現して演奏をするかを習慣づけること。そして、ふわふわした弾き方では、絶対にだめなんだと思いました。講座を終えて会場をあとにしたときに、12月まで生徒共に目標に向かって1曲を仕上げていこうと思わず秋空を仰ぎました。