2016.04.26
小学校の高学年になると、中学受験の為の塾に行きはじめたり、ミニバス等のスポ少で忙しくなり、
ピアノのレッスンやめようか?と考える生徒さんが時々、いらっしゃいます。
でも、ちょっと待って‼
ピアノが弾ければ、将来、そのスキルが役に立つかもしれません!
若い人たちの雇用の場が減って、大学を卒業しても希望の職につけない、正社員になれない、という話をよく聞きます。
そんな中で最近、特に女の子は、保育士や医療系の資格をを目指す人が増えていますね。
私の教室にも教育系や保育系の大学の学生さんや子育てを終えて、再就職に備えて保育士試験の為にピアノのレッスンに通う方が増えています!
保育系や教育系大学では、ピアノが弾けるだけでなく、ピアノを弾きながら歌う、弾きうたいができないと単位がもらえません。
教育系の大学のピアノの授業は、ピアノを1から丁寧に教えてくれる訳ではなく、学校によって多少の違いはありますが、大学に入学した時点で、既にバイエル程度以上のレベルの曲を弾けることが前提で、いきなり楽譜を渡されて、
「10曲弾いて、弾きうたいもできるようにしてきて!」
と言われ、週一回のレッスンは、10分程度で10曲をさらっと見ていただくという形のレッスンをする学校がほとんどです。
ピアノがある程度(中級程度)弾ける学生ならともかく、初心者同然の学生には、とても単位を取ることは難しい形のレッスンです。
そんな訳で、教育系大学に入った時点で既にピアノがソナタアルバム程度の実力がある学生なら、大学の厳しいピアノのレッスンも余裕でこなせますが、
まったくの初心者やレッスンを数年で辞めてしまった方の場合、他の科目の課題もこなしながら、忙しい中、泣きながら、ピアノの教室に通いながらピアノの練習をしている学生が多いのが実情です。
数ある教育系の大学の中には、ピアノの授業が厳しくて、ピアノの単位が取れなくて、留年した!卒業できない!という学校もあります。
現代のアベノミクス政権の元では、男性は勿論、女性も‘1億総活性化’の掛け声のもと、結婚しても、子供が生まれても働き続けなければいけません。。。
そんな中で、ピアノが弾けるということ
→教育系の大学に行っても苦労しない
→資格が取れる→就職にも役に立ちます。
勿論、語学が出来ることも重要なスキルだと思いますが、
ピアノが弾けること=生きていくためのスキルの1つなのだと、最近、実感しています。