2025.02.03
ワルツ集の第一曲目、ショパンのワルツの中で「大」と付くのはこの曲だけです。
華やかさとピアニスティックな技巧が存分に表現されています。
変ロ音のファンファーレに始まり、5つの部分を経て、きらびやかなコーダで締めくくられます。
連打音や前打音がヴィルトーソ的な効果を上げ、ショパン特有の優美さと歌心を曲全体に感じることが出来ます。
実際レッスンの現場に立つと、この曲程、人を成長させる曲はそうないのでは、と思わされます。
今現在、お二人の方が練習に取り組んでおられますが、お二人とも口をそろえて、「練習が楽しい」「お家の方から上達したねと褒められる」とおっしゃいます。
この曲との楽しい“格闘”を通して、ご自身の成長を強く実感され、さらに上級の曲にも挑戦出来そうだと、とても意欲的になっておられます。
ワルツ第1番は、ピアノ学習者にとって更なる可能性の扉を開いてくれる大切な一曲だと思います。
Aさんは、2月24日に八尾市プリズムホールの発表会で、
この曲を披露されます。
本当に楽しみです。