2025.01.22
《八尾で聴く至極のオール・ドヴォルザーク
~ノスタルジア~》に、行ってきました。
(プリズムホール大)
指揮:円光寺 雅彦 、チェロ:宮田 大
プログラムは、序曲《謝肉祭》作品92、チェロ協奏曲作品104、交響曲第9番作品95《新世界より》。
チェリストの宮田氏は、今や人気実力共にトップレベルとあって、客席は満席。 演奏が始まる前から会場の熱気が高まりました。
フレーズの細かな部分まで、吟味された完成度の高いチェロ協奏曲は、円光寺氏の鮮やかなタクトで、様々な楽器との掛け合いを浮かび上がらせ、見事なアンサンブルと、コンチェルトならではのスリリングなやり取りを楽しませてくれました。
あとで楽屋に伺うと、お二人ともかなりの体調不良だったとのことですが、ドヴォルザークの音楽の素晴らしさを伝え、聴衆と共有するため、情熱を持って取り組まれたご様子でした。
新世界交響曲の終わり、観客からは熱狂的な拍手と共に「ブラヴォー!」の声が掛けられました。
まさに熱演!このような素晴らしい演奏が、家の近くで(徒歩15分)で聴けることを心から嬉しく思い、感謝しています。
アンコールは、弦楽器のみで演奏された《ダニー・ボーイ》、温かくノスタルジックな旋律がこれもまた心に沁みました。