2025.01.12
2025年はワルツ王シュトラウス(1825年、ウイーン生)の生誕200年、アニヴァーサリーイヤーです。
作曲家の名を冠した薔薇もあり(写真)、アイボリー、ピンク、アプリコットのグラデーションが夢見るように美しく、まるで彼の音楽をあらわしているかのようで素敵です。
シュトラウスの個人的な思い出なのですが、小学生の頃、生まれて初めて買ってもらったレコード(!)が、「ジプシー男爵」序曲で、ハンガリー風の旋律とチャールダーシュに心惹かれ何度も繰り返し聴いていました。
次は中学1年の時。ピアノ発表会で「美しく青きドナウ」を弾き、緊張のあまり堂々巡りしてしまい演奏時間が長くなってしまったホロ苦い記憶があります。今思えば曲の構成を全く理解していなかったせいですね。
大人になってからは、喜歌劇「こうもり」を本場ウイーンのフォルクスオーパーや、ドイツ、ミュンヘンのナショナルテアター(カルロス・クライバー指揮)で観たことが、最高の体験としてあります。
シュトラウスのワルツは、極上のワインのように人を心地よく酔わせ、ポルカは、心を軽やかに明るく弾ませてくれます。
「こうもり」はその集大成として、音楽も素晴らしく、ストーリーも粋。あまりに楽しくて時間がたつのがあっという間、切なくなるほどです。
「すべては、シャンパンの泡のごとく・・・」
人生を楽しむことを大切にするウイーンの人たちのように、今年は
明るく元気に過ごしていきたいです。
皆様にとっても良い年になりますよう、
本年もよろしくお願いいたします。