2024.09.03
答えは「マルキ」です。
ショパンが恋人サンドと暮らしていた時、サンドは4匹の犬を飼っていました。
(写真は2人が暮らしたノアンの館)
名前は、ジャック、シモン、ディブ、そしてマルキ。
このマルキが自分のしっぽを追いかけてクルクル回る姿を見て、このワルツを着想したと言われています。
因みに「マルキ」とは、フランス語で侯爵Marquisを意味します。
このワルツのイメージからすると、ちょっぴり気取ったエレガントな犬だったのでは?と想像してしまいます。
しかしこの幸福感に満ち溢れた曲は、ショパン36歳の時の作品。
実は、舟歌や幻想ポロネーズ等と同時期の晩年の作品だと言うことに驚きます。
サンドとの仲が冷め、病状も悪化してきた辛い時期に書かれたことを思うと、
この曲に対する感じ方も変わってきます。
献呈は、デルフィーナ・ポトツカ伯爵夫人。
え~!? サンドじゃないの・・・?