2022.04.27
どこか遠い眼差しを思わせるような、
比類なき美しさを持ったカンタービレで始まる
第28番のソナタ。
この楽譜を開く度に畏敬の念のようなものを、
覚えてしまう。
後期作品特有の対位法的手法が、内面の深い対話を心の中に呼び覚ましてゆく。
このような素晴らしいソナタを、
Yさんがレッスンで熱心に取り組んでおられます。
教師と生徒の立場や垣根を越え、共に偉大な作品に向き合う時間は、何ものにも
かえがたい尊いものです。
Yさんは、「この曲は、以前から聴いて知ってはいましたが、実際に弾いてみるまでこんなにも美しい曲だとは分かりませんでした」と感想をくださいました。
作品の内面を深く追求していくYさんとのレッスン
今後も楽しみです。