2022.02.24
〝高い山から、深い谷から、あなたに千たびものご挨拶を!”
これは、1868年9月、ブラームスがクララの誕生日に贈った楽譜で、アルペンホルンのメロディに歌詞がついています。
この8年後、交響曲第1番の第4楽章、序奏で使われます。
はじめにホルン、次にフルートで
まるで二人が挨拶を交わしているよう・・・
ブラームスがベートーヴェンの後継者たらんとして苦悩し、シンフォニーを書き上げるまでに20年以上もかかったことは有名です。
このメロディは、はじめは使われていなかったらしく、後に追加されました。
第1番が、何かもっと二人にとって記念すべきものになるように、
「秘密の合言葉」のようなこの旋律を使う事を思いついたのでしょうか。
想像が膨らみます。
この曲は、3月13日(14:00-16:00) NHK文化センター梅田教室
1日講座《ホワイトデーに贈る愛の挨拶》の中で詳しく解説します。
ぜひご来聴ください。