2022.01.27
毎年恒例の、ウィーンフィルニューイヤーコンサート。
今年の幕開けを祝い夢のような美しい音楽を届けてくれたのが、巨匠ダニエル・バレンボイムだ。
彼の活動は、指揮者のみならず、ピアニストとしても絶大な人気があり、もはや音楽界に帝王として、君臨しているかのようだ。
そんな彼のもう一つの大きな功績が、
対立するユダヤとアラブの混合オーケストラ[ウエスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団]を設立し、活動を続けていることだ。
この誰もが不可能だと思える活動の困難さは、
TVのドキュメンタリーでも紹介された。
その平和の道を探ろうとする活動が基になって映画化された《クレッシェンド音楽の架け橋》が明日1月28日より公開される。
1月14日の朝日の夕刊に、
横原千史(音楽評論家)のインタビュー記事が掲載された。
私たちは、今、音楽が不要不急のものと扱われる社会に生きているが、
音楽に出来る事は、まだあるのかな。
音楽にはこの世界を多少なりとも、より良いものにする可能性があると
信じてみたい。